第11号は2022年8月31日に発売!
2012年に創刊した超マニア向けの野球マガジンは、版を重ねる毎にジワジワと部数も増加。2017年に発売された第10号は創刊号の3倍以上の部数まで膨れ上がるなど、予想以上の急成長を遂げた影響で第11号の編集作業が滞っていたという事情がありました。
しかしようやく、2022年の夏の終わりに第11号の発売が決定。実に4年半ぶりの”復活”となります。
第1特集:消えた星影を追って大映スターズ血風録
そして時は過ぎ、 約4年半ぶりに 『野球雲』が復活。今号は、消えた球団シリーズ第4弾となる 「大映スターズ」 を特集することになった。古きよき野球を愛する 『野球雲』 の読者の皆さんは「大映スターズ」と聞くと何を思い出すだろうか。
先に特集した3球団と比較すると、 球団の分裂や吸収合併など、 その球団史はより 一 層、 謎めいているだけでなく、 複雑怪奇な経緯があることから、 同球団の存在をわかり辛くしているように思う。
そうは言っても過去に実在した球団であり、長きにわたる日本プロ野球界の歴史に刻まれた野球のプロフェッショナル集団であることは、紛れもない事実だ。
「野球雲」第11号~4・5頁より~
まさに「傍流(ぼうりゅう)」という言葉が相応しい球団といえる大映スターズ。そんな「傍流球団」の起源を探れば、戦前に存在していた大東京軍に辿り着く。同球団は日本職業野球発足時の七球団のひとつだ。その後はライオン軍、そしてあの田村駒治郎がオーナーとして君臨していた朝日軍の流れを汲んでいる。
その後の朝日軍は、戦争激化の影響で職業野球が休止に追い込まれると、選手たちは奈良県にあった軍需工場で息を潜めるようにして活動。戦後まもなく誕生した新球団ゴールドスターは、その朝日軍の選手たちが母体となって誕生した。
しかし朝日軍のほかメンバーは、田村オーナーが創設する新球団・パシフィックにも参加。朝日軍が分裂した格好ではあるが、その内情は第11号を読んていただきたい。
第2特集:ロッテ球団千葉移転30周年記念~あのときも強い風が吹いていた~
「ちぃーーばーーろって!」
「ちぃーーばーーろって!」
幕張の空を引き裂く、トランペットの乾いた音色。奏でるメロディにあわせて、腹の底にズンズン響く太鼓のビートは、ファンはもちろん、選手をも煽(あお)る。
~中略~
そんな放っておけない“鴎たち”が千葉に巣を移してからちょうど30年。これこそまさに、古きよき野球を愛する『野球雲』にとって後世に伝えるべき30年の軌跡ではないか……と、そんな考えで立案した「ロッテ球団千葉移転30周年記念特集」。
「野球雲」第11号~80頁より~
自慢じゃないが、18連敗したこともある。
かつて「開幕投手には格というものが…」と釘を刺された先発投手陣のほか、リリーフ投手はなぜかファンに精神修行を課す「劇場型」や「炎上型」が多い…と、30年の歴史を振り返れば語り尽くせぬ選手や監督・コーチらが勢揃いしているマリーンズ。
さらには時代を彩ったステキな外国人助っ人選手たち。「魔法使い~ディアズ♪」でおなじみのマイク・ディアズやメル・ホール。ボーリック★ナイトも忘れられない思い出です。
まだまだ語りきれないロッテ球団千葉移転30年史…。千葉へ移転してからの”濃密”な30年を、ぜひともご堪能あれ!
生まれ変わる「野球雲」にご期待ください!
古き良き野球を愛する読者の皆様、大変長らくお待たせしました。いよいよ野球伝説劇場「野球雲」は、新たな旅路へと出発します。
登録者数1000人を突破した「野球雲チャンネル」はショート動画を公開
ポッドキャスト番組も再スタート
トークだけなら誰でも聴けるようになりました!
「Spotifyに加入してないんだけど…」というそこの貴方!安心してください。放送内で流した楽曲を聴くことはできませんが、トークだけなら以下のリンクから聴くことができます。
これからも新しい試みを含めて「野球雲」は再始動いたします。今後とも「野球雲」をよろしくお願いします!