BASEBALL CLOUD
ごくまれにボールパーク上空に現れる雲。
野球雲が現れると、ゲームは風雲急を告げるとされている。
諺言として、Every Baseballcloud has a silver liningがある。
どんな野球雲もその裏側は日の光を受けて銀色に輝いている。
つまり、ゲームの哀しい結末の裏側にも喜びがあるという意。
-J.Y.Rain 「Investipatoin of BASEBALL Idiom」(Originaly published1977)
「野球雲」創刊にあたって
いつもそばに野球があった。喜怒哀楽がそこにはあった。
野球を愛する古書店の仲間たちと語る野球と本、野球と音楽、野球と絵画、野球と文学、野球と映画、野球と数字、野球と食べ物、そして野球とお酒…。
色々な組み合わせで野球を肴(さかな)に気軽に、真面目に、歴史を掘り下げて、過ぎ去った時代の人物や事項に敬意を表し、埋もれた「伝説」を世にも出していきたい。
野球を基本は愛情たっぷりに語ります。
口が悪くたって、気持ちが大事なんです。
青空の雲のようにふわふわと語ったりします。
でも、野球に必ず愛情を持って浮かんでいます。今までの、どの野球雑誌にも似ていない野球雑誌。
野球雲、いよいよスタートします。野球雲 創刊號 2012.autumn 01
野球雲バックナンバー紹介
野球雲 12号
2024年現在最新刊
第1特集はベーブ・ルース来日90周年を記念し、日米野球全18試合のレポートと日米野球に至るまでの日本野球史概略を掲載
第2特集の【野球とコミック〜人生で大切なことは漫画が教えてくれた〜】では、数多くの野球漫画で編集として活躍されている堀靖樹氏のインタビューや、野球雲の常連ライター広尾晃氏の連載などを掲載。
また初の試みとして、野球雲文学大賞を初開催し受賞作を紹介させていただきました。
野球雲 11号
大映スターズ血風録~1946-1957 消えた星影を追って…傍流球団奮闘記
第1特集は消えた球団シリーズ第4弾「大映スターズ」を大特集。戦後すぐに生まれたプロ野球球団 金星(ゴールドスター)から大映スターズまでの波乱万丈の12年間を球団成績、選手成績を中心に球団経営に携わるそれぞれの人間模様や、大映・永田雅一オーナーの個性的すぎる人生史のほか、名将・藤本定義監督が振り回された球団経営の苦楽を、野球雲的アプローチで展開します。
第2特集はロッテ球団千葉移転30周年記念としてマリーンズ30年史を振り返り。千葉へ移転してからの”濃密”な30年を、ぜひともご堪能あれ!元千葉ロッテマリーンズの伝説的スタッフ・横山健一氏との対談も掲載しています。
野球雲 10号
松竹ロビンス~1936-1952 羽ばたいた駒鳥たち! 個性派球団興亡史~
1936-1952 セ・リーグ初代王者の戦前・戦中・戦後プロ野球創成期からの老舗球団、1950年セ・リーグ初代覇者となりながら、1953年旧・大洋ホエールズと合併、既に存在しない球団「松竹ロビンス」。
名物オーナー田村駒治郎、和製ディマジオ小鶴誠、神主打法岩本義行、金山次郎らが並ぶ水爆打線、1リーグ時代の最多連敗記録16連敗、毎日オリオンズと対戦した初の日本シリーズ(1950)、そして、映画産業と野球…。17年間の球団の軌跡を辿りながら、エピソード豊かな球団の真実に迫る。
野球雲 9号
日本の野球を変えた100人~明治・大正・昭和・平成ベースボール人物誌~
近鉄バファローズからL.A.ドジャースへ…。
1995年5月2日は日本の野球がメジャーの扉を開いた瞬間だった。アメリカから輸入されておよそ1世紀半。日本の野球は、いかにして今日のようなカタチになったのか。ナショナルパスタイムといわれるまでになったのか。明治の世から平成まで、その永い道のりには、野球に関わって来た実に膨大な先人たちの存在がある。
今回の『野球雲』は、野球史を彩った人物にフォーカス。昔日の野球人たちはもちろん、野球の愉しさを球場の外へと広げてくれた文化人まで、執筆者・読者の皆さんと一緒に敬愛をこめて、日本野球の100人を選定してその功績を考察。「野球雲殿堂2017」といえる一冊。
やっぱり、野球は奥深い。
やっぱり、野球を語り合うのは面白い。
野球雲 8号
「鉄道と野球」の旅路 1872~共に駆けぬけた150年史
今や、日本人に欠かせない国民スポーツとなった野球。その流行のきっかけは一人の鉄道技師でした。そして、野球を日本各地に広めたのは、網の目ように普及し始めた鉄路。一方、私鉄では阪急、阪神、南海、近鉄、西鉄、西武などがプロ野球チームの経営へと乗り出し、繁栄を築いていきます。
また、新幹線もなく、飛行機も使えなかった時代、選手たちの遠征の足となったのは、鉄道でした。
古い野球に新しい価値を見出す–野球史の知られざる「真実」に光を当てる『野球雲』第8号は、そんな「鉄道と野球」の150年に及ぶ旅路をひも解いていきます。
野球雲 7号
戦後の流星 毎日オリオンズ 1950~1957パ・リーグを背負った球団の8年
毎日オリオンズは戦後プロ野球黎明期に、パ・リーグを盛り上げた名球団です。毎日新聞社が親会社として設立、2リーグ制初の日本一に輝き、その後大映ユニオンズを吸収して毎日大映オリオンズ(大毎オリオンズ)、東京オリオンズ、ロッテオリオンズ、そして今の千葉ロッテマリーンズへとその系譜は受け継がれています。 そんなチームの歴史のうち、今回は大映と合併して大毎となる以前の「毎日オリオンズ」時代にスポットを当てます。
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野球雲 6号
消えた球団 高橋ユニオンズ 1954-1956青春のプロ野球
プロ野球(職業野球)リーグ戦が始まって18年目の昭和29年、セ・リーグは巨人から中日が覇権を奪い、 パ・リーグも西鉄が南海からの覇権を奪い、新時代を迎えた。 そのシーズンが始まる前に、パ・リーグは8球団制にするために 無理やりに個人オーナーに作らせた球団があった。 その名は「高橋ユニオンズ」プロ野球の歴史で唯一の個人名の球団だ。 高橋ユニオンズは当時のプロ野球の魑魅魍魎の荒波に揉まれ、 結局 3 年の短命で終わってしまった。 8球団の中で最弱と言われながら奮闘した、高橋ユニオンズの3年間を追う! 『野球雲』特集「消えた球団シリーズ」第1弾。
野球雲 5号
東京野球キッド・戦後70周年企画
戦後70年特別企画「東京野球キッド」 焼け野原になった東京にいた少年たちの心に 希望を与えたのが野球だった。 昭和21年に公式戦が始まったプロ野球をわかせた 赤バット川上、青バット大下が子ども達の夢となった。 昭和20年代の野球をプロ野球を中心に今だからこそ語ろう。 第二特集 野球と映画。本場アメリカの野球映画を解説。 他にも好評連載陣も健在。
スピンアウト企画 消えた球団新書シリーズ
消えた球団 毎日オリオンズ1950~1957
野球雲編集部/ビジネス社
昭和25(1950)年、セ・パ両リーグ分裂の大きなきっかけとなった毎日新聞社のプロ野球への参画。
読売新聞社のジャイアンツに対抗するべく、毎日オリオンズを中心にパ・リーグが結成された。
この年、阪神(当時大阪)タイガースや国民リーグから有力選手が加わり、松竹ロビンスを破り、2リーグ制初の日本一に。
昭和33(1958)年に大映ユニオンズを吸収合併、毎日大映オリオンズ(大毎オリオンズ)となるまで、戦後まもないプロ野球に流星のような軌跡を描いて消えた毎日オリオンズの8年間。
消えた球団 松竹ロビンス1936~1952
野球雲編集部/ビジネス社
ネーミングライツの先駆け!
個性派球団興亡史
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セ・リーグ初代覇者の名は日本初のネーミングライツビジネスだった!
和製ディマジオ小鶴誠、神主打法岩本義行、金山次郎らが並ぶ水爆打線がここに復活する!