BASEBALL CLOUD
ごくまれにボールパーク上空に現れる雲。
野球雲が現れると、ゲームは風雲急を告げるとされている。
諺言として、Every Baseballcloud has a silver liningがある。
どんな野球雲もその裏側は日の光を受けて銀色に輝いている。
つまり、ゲームの哀しい結末の裏側にも喜びがあるという意。
-J.Y.Rain 「Investipatoin of BASEBALL Idiom」(Originaly published1977)
「野球雲」創刊にあたって
いつもそばに野球があった。喜怒哀楽がそこにはあった。
そして、今もっと野球を語りたい、調べたい、楽しみたい、と。
野球を愛する古書店の仲間たちと語る野球と本、野球と音楽、野球と絵画、野球と文学、野球と映画、野球と数字、野球と食べ物、そして野球とお酒…。
色々な組み合わせで野球を肴(さかな)に気軽に、真面目に、歴史を掘り下げて、過ぎ去った時代の人物や事項に敬意を表し、埋もれた「伝説」を世にも出していきたい。
いたって欲張りに長く続けたいコンテンツを目指します。
野球を基本は愛情たっぷりに語ります。
口が悪くたって、気持ちが大事なんです。
青空の雲のようにふわふわと語ったりします。
でも、野球に必ず愛情を持って浮かんでいます。
今までのどの野球雑誌にも似ていない野球雑誌。
野球雲、いよいよスタートします。
野球雲バックナンバー
野球雲1~6号は現在新刊在庫切れです。
理由は…こちら。
野球雲7号
戦後の流星 毎日オリオンズ 1950~1957パ・リーグを背負った球団の8年
毎日オリオンズは戦後プロ野球黎明期に、パ・リーグを盛り上げた名球団です。毎日新聞社が親会社として設立、2リーグ制初の日本一に輝き、その後大映ユニオンズを吸収して毎日大映オリオンズ(大毎オリオンズ)、東京オリオンズ、ロッテオリオンズ、そして今の千葉ロッテマリーンズへとその系譜は受け継がれています。 そんなチームの歴史のうち、今回は大映と合併して大毎となる以前の「毎日オリオンズ」時代にスポットを当てます。
野球雲8号
「鉄道と野球」の旅路 1872~共に駆けぬけた150年史
今や、日本人に欠かせない国民スポーツとなった野球。その流行のきっかけは一人の鉄道技師でした。そして、野球を日本各地に広めたのは、網の目ように普及し始めた鉄路。一方、私鉄では阪急、阪神、南海、近鉄、西鉄、西武などがプロ野球チームの経営へと乗り出し、繁栄を築いていきます。
また、新幹線もなく、飛行機も使えなかった時代、選手たちの遠征の足となったのは、鉄道でした。
古い野球に新しい価値を見出す–野球史の知られざる「真実」に光を当てる『野球雲』第8号は、そんな「鉄道と野球」の150年に及ぶ旅路をひも解いていきます。
野球雲9号
日本の野球を変えた100人~明治・大正・昭和・平成ベースボール人物誌~
近鉄バッファローズからL.A.ドジャースへ。
1995年5月2日。
日本の野球がメジャーの扉を開いた瞬間だった。
アメリカから輸入されておよそ1世紀半。
日本の野球は、いかにして今日のようなカタチになったのか。
ナショナルパスタイムといわれるまでになったのか。
明治の世から平成まで、その永い道のりには、野球に関わって来た実に膨大な先人たちの存在がある。
今回の『野球雲』は、野球史を彩った人物にフォーカス。
昔日の野球人たちはもちろん、野球の愉しさを球場の外へと広げてくれた文化人まで、執筆者・読者の皆さんと一緒に敬愛をこめて、日本野球の100人を選定、その功績を考察してみました。
言い換えれば「野球雲殿堂2017」
やっぱり、野球は奥深い。
やっぱり、野球を語り合うのは面白い。
野球雲10号
松竹ロビンス~1936-1952 羽ばたいた駒鳥たち! 個性派球団興亡史~
1936-1952 セ・リーグ初代王者の戦前・戦中・戦後プロ野球創成期からの老舗球団、1950年セ・リーグ初代覇者となりながら、1953年旧・大洋ホエールズと合併、既に存在しない球団「松竹ロビンス」。
名物オーナー田村駒治郎、和製ディマジオ小鶴誠、神主打法岩本義行、金山次郎らが並ぶ水爆打線、1リーグ時代の最多連敗記録16連敗、毎日オリオンズと対戦した初の日本シリーズ(1950)、そして、映画産業と野球…。17年間の球団の軌跡を辿りながら、エピソード豊かな球団の真実に迫る。
スピンアウト企画 消えた球団新書シリーズ
消えた球団 毎日オリオンズ1950~1957
野球雲編集部/ビジネス社
昭和25(1950)年、セ・パ両リーグ分裂の大きなきっかけとなった毎日新聞社のプロ野球への参画。
読売新聞社のジャイアンツに対抗するべく、毎日オリオンズを中心にパ・リーグが結成された。
この年、阪神(当時大阪)タイガースや国民リーグから有力選手が加わり、松竹ロビンスを破り、2リーグ制初の日本一に。
昭和33(1958)年に大映ユニオンズを吸収合併、毎日大映オリオンズ(大毎オリオンズ)となるまで、戦後まもないプロ野球に流星のような軌跡を描いて消えた毎日オリオンズの8年間。
消えた球団 松竹ロビンス1936~1952
野球雲編集部/ビジネス社
ネーミングライツの先駆け!
個性派球団興亡史
<<消えた球団シリーズ第2弾! >>
セ・リーグ初代覇者の名は日本初のネーミングライツビジネスだった!
和製ディマジオ小鶴誠、神主打法岩本義行、金山次郎らが並ぶ水爆打線がここに復活する!